旅に出たい人が書いたぶろぐ(仮)

元添乗員の「おこめ」が語ります。

熊本城へ行こう~重要文化財・宇土櫓~

新型コロナウイルス感染症の急速な拡大の影響により

4月26日から予定していた(熊本城特別公開第3弾)天守閣内部公開は延期となりました。
また当面の間、熊本城特別公開を中止させていただきます。

熊本城HPより。

熊本城へ行く際は、公式HPを確認してから行くことをお勧めします。

 

2020年11月撮影。

手前が宇土櫓、奥の工事中のが大天守&小天守です。

 

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本丸の北側にある宇土櫓は、築城当時の姿を保っている唯一の多重櫓です。

3重5階地下1階の作りで天守に匹敵する規模と構造のため

「第三の天守」とも呼ばれています。

明治のはじめごろまでは、ほかにも4棟の五階櫓がありましたが

現在は宇土櫓だけが残っています。

宇土櫓という名は、宇土城主だった小西行長(こにしゆきなが)の旧家臣を

この櫓の近くに置いたことにより、名づけられたという説がありますが

定かではありません。

平成28年熊本地震では、宇土櫓南側の続櫓が倒壊する被害がありました。

宇土櫓も地震の影響で、コンクリートの基礎は割れ、筋交いは曲がってしまいました。

破損した基礎と柱は42か所に及びます。

1階と地下1階は東側へ、2階は南側へ、3~5階は北へと複雑に傾斜。

建物全体がねじれ、石垣も各所に崩落や膨らみがあり、復旧を難しくしています。