旅に出たい人が書いたぶろぐ(仮)

元添乗員の「おこめ」が語ります。

熊本城へ行こう~重要文化財には気をつけろ~

新型コロナウイルス感染症の急速な拡大の影響により、熊本城特別公開は中止となっています。

行かれる場合は公式HPにて確認してからお出かけください。

 

熊本城には重要文化財がたくさんあります。

ご存じでしたか?

今日はそんな重要文化財について語っていきたいと思います。

 歴史や文化に興味がなくても、ちょっとした知識をもって見てみてください。

今までとは違う発見があるはずですから。

 

【目次】 

 

重要文化財って何? 

文化庁HPによると

 

文化財は,我が国の長い歴史の中で生まれ,はぐくまれ,

今日まで守り伝えられてきた貴重な国民的財産です。

このため国は,文化財保護法に基づき重要なものを

国宝,重要文化財,史跡,名勝,天然記念物等として指定,選定,登録し,

現状変更や輸出などについて一定の制限を課す一方,

保存修理や防災施設の設置,史跡等の公有化等に対し補助を行うことにより,

文化財の保存を図っています。

また,文化財の公開施設の整備に対し補助を行ったり,

展覧会などによる文化財の鑑賞機会の拡大を図ったりするなど

文化財の活用のための措置も講じています。

さらに,我が国を代表する文化遺産の中から顕著な普遍的価値を有するものを

ユネスコに推薦し,世界文化遺産への登録を推進しています。

 

とあります。

簡単に言いますと「国宝の次に重要な文化財」ということでしょうか。

ちょっとざっくりしすぎていますが、歴史的な価値がありこれからも大切に守っていくべきものと考えればいいのではないでしょうか。

 

熊本城の重要文化財はどれ?

 熊本城には合計13棟の重要文化財があります。

 

宇土

・監物櫓(長岡図書櫓)

・平櫓

・五間櫓

・北十八間櫓

・東十八間櫓

・源之進櫓

・四間櫓

・十四間櫓

・七間櫓

・田子櫓

・長塀

・不開門

 

 おそらく聞きなれないものが多いのではないでしょうか。

多くの方が熊本城へ観光へ行く場合、天守閣をメインにし

あまりこういった櫓は見ないと思います。

しかしちょっと知識をもって見てみると、

何気ない櫓も少し特別に見えてくるはずです。

 

宇土櫓については、以前の記事を参考にしてください。

 

okome-kg.hatenablog.com

 

重要文化財の被害状況

平成28年熊本地震で、重要文化財も大きな被害を受けました。

令和3年現在でもまだまだ復旧が進んでいません。

被害の状況を見ることができるものもありますので、

見られるものはぜ見てください。

 

宇土

壁の漆喰や床などが破損し、続櫓は平左衛門側に倒壊しました。

土台となる石垣にも大きな膨らみがみられます。

 

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監物櫓

櫓は壁土が大きく剥落したほか、櫓台石垣の上部が膨らみました。

また西側に隣接する石垣の一部が崩落しました。

 

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平櫓

床下の地盤が沈下し、土台となる石垣が大きく膨らんだことにより

建物の壁や屋根が損傷しました。

 現在解体されており、見ることはできません。

 

東竹の丸 平櫓群と石垣

平櫓群のうち、曲輪南側にある田子櫓から源之進櫓までの櫓は壁が破損し

田子櫓、七間櫓では建物が傾きました。

曲輪北側にある、北十八間櫓と東十八間櫓は、土台の石垣が崩壊したことにより

倒壊しました。

 

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櫓を見ることはできませんが、石垣がこのように補強されていました。

 

 

長塀 

坪井川に沿って建てられており、現存する城郭の塀の中では

最も長い242mを誇ります。

川の反対側には所々ベンチが設置してあり、

市民の憩いの場になっているのでしょう。

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2020年11月はこのような状態でした。

 

 不開門

2階の櫓部分が倒壊し、門部分にも歪みが生じました。

周囲の石垣にも被害があり、城外に通じる通路側では広い範囲が崩壊し

通路がふさがれました。

 現在は解体されており、見ることはできません。

 

被害総額は重要文化財だけで約72億円にも上ると言われています。

一日でも早い復旧を望み、特別公開が再開される日を楽しみに待ってるところです。

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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